昨日(2025年2月19日)のドル円動向振り返り
ドル円は円高が優勢。
昼のドル円は上下に不安定な動きを示しました。
この時間帯に高田日銀審議委員が発言しており、発言内容が影響した模様です。
高田日銀審議委員は「実質金利のマイナス幅はまだある」等の認識を示しています。
その後は円高の展開で、円安方向への戻しは限定的でした。
日銀の政策金利引き上げ観測が意識されたと指摘されています。
今週の安値を下抜けることはなかったものの、円高で1日の取引を終えました。
なお、米国で住宅着工件数と建設許可件数が発表され、強弱まちまちでした。
発表後のドル円は円高が進んでいます。
また、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公表され、インフレ率は不均一な進捗で2%に向かうと予想している旨が報じられています。
本日(2025年2月20日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年2月20日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、155円台半ばの買い注文が特に厚いです。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これが注目されている可能性があります。
また、150円付近にも、厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これが意識されていると考えられます。
その一方、152円台前半から156円台後半にかけて、売り注文を確認できます。
現在値よりも円安の範囲で発注されており、売り意欲の状況がわかります。
また、151円台前半の売り注文が厚いです。
サポートライン付近で発注されており、これが注目されている模様です。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年2月20日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
相関関係だったのはユーロドルとポンドドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年2月20日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨は円、最も弱い通貨はカナダドルです。
円はプラス幅を広げる展開で、この傾向は朝まで継続しました。
ドルはゼロを挟んで上下動し、最終的にややプラスで取引を終えました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年2月20日)の主な経済指標
09:30(豪)1月雇用統計
22:30(米)フィラデルフィア連銀景況指数
24:00(米)景気先行指数(前月比)
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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