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【ブリュッセル共同】欧州連合(EU)のシェフチョビッチ欧州委員(通商担当)は20日、ワシントンで記者会見し、EUと米国は貿易摩擦の回避に向けて「最善を尽くすべきだ」との考えを示した。自動車を含む工業製品の関税について「引き下げを検討する用意がある」と重ねて表明。米国産の液化天然ガス(LNG)などの購入拡大にも意欲を見せた。
シェフチョビッチ氏はラトニック商務長官ら米政権幹部と19日に会談し、関税措置の延期を求めた。トランプ米大統領は、巨額の対米貿易黒字を抱えるEUを批判しており、交渉が本格化する。
シェフチョビッチ氏は、EUと米国の協議について「大西洋の両側の企業と人々にとって有益でなければならない」と述べ、双方が歩み寄る必要性を指摘した。自動車関税を巡る協議に多くの時間を費やしたという。
トランプ氏は、EUの乗用車関税が10%で、米国の2・5%よりも高いと批判。一方で、EU側は米国が輸入トラックに25%の関税を課していると指摘しており、駆け引きが焦点となる。
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