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【ケープタウン共同】日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が26日、南アフリカのケープタウンで開幕した。環境や国際課税といった主要議題で意見が対立する中、日米のほか、中国やインドなど主要国の閣僚も相次ぎ欠席した。議論の停滞は必至で、共同声明の採択は難航が予想される。
第2次トランプ米政権発足後初の開催として注目されたが、ベセント米財務長官が事前に欠席する意向を示し、日本の加藤勝信財務相も国会審議のため欠席すると明らかにしていた。関税強化に動くトランプ政権と貿易問題で対立する中国とカナダの閣僚も出席を見送った。
アフリカ諸国で初めてG20議長を務める南アは、今年のテーマに「団結、平等、持続可能性」を掲げる。ラマポーザ大統領は冒頭の演説で「多国間主義の崩壊は世界の成長と安定に対する脅威となっている」と述べ、各国に結束を訴えた。
会議は2日間の日程で、初日に世界経済や発展途上国の債務問題などを討議。2日目は「デジタル課税」などが主要議題になる見通しだ。
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