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【ケープタウン共同】日米欧の先進国に新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は27日、南アフリカのケープタウンで2日間の討議を終えて閉幕した。共同声明の公表は見送り、議長国の南アフリカが議長総括文書で「保護主義の高まりや進行中の紛争が、力強い経済成長を阻害する可能性がある」と懸念を示した。
20、21両日に開かれた外相会合に続き、国際協調の成果を示す共同文書を取りまとめることができなかった。
第2次トランプ米政権発足後初の財務相会議だったが、肝心のベセント米財務長官が早々に欠席を表明し、注目を欠いた。日本の加藤勝信財務相も国会審議のため出席を見送り、トランプ政権と貿易問題で対立する中国とカナダの閣僚も姿を見せなかった。
世界経済に関しては、ロシアのウクライナ侵攻が引き続きエネルギーや食料の価格上昇を招いていると分析。物価高騰による経済の下振れリスクが大きいとの認識を共有した。
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