昨日(2025年3月4日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:68.248(-0.433)<-0.63%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは3営業日続落。
米国の関税賦課に対してカナダと中国が報復関税を課す旨を表明しており、貿易戦争への懸念が高まっている模様です。
関税により原油需要が減退する可能性があり、USOIL価格の下落要因だったと報じられています。
また、OPEC(石油輸出国機構)プラスが4月以降に原油産出量を増やす予定です。
これも、原油価格に引き続きマイナスに作用したと伝えられています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年3月5日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年3月5日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は下ヒゲの長い陰線を形成し、3営業日続落で直近安値を更新しました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
4日の下落で2024年から続く安値圏に到達しました。
目先は、安値圏到達でいったん反発するか、2024年安値の更新に向けて下落が続くかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始から下落が進んだ後、大きく反発しましたが、始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陽連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており上昇圧力は限定的です。
前日3日からの下落が続く形となりましたが、67ドル割れ直後に大きく反発しました。
取引後半の反発後、再度67ドル割れに向けて下落するか、このまま上昇が続くかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年2月21日時点の米国の原油リグ稼働数は488基でした。
2025年2月から480基台での推移を続けており、490基台まで増加するかに注目です。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年2月21日時点の原油在庫は前週比で233.2万バレルほど減少し、およそ4億3016万バレルです。
2025年1月後半から増加が続いていましたが、直近は減少しました。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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