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政府は18日、入札で落札された備蓄米を大手集荷業者の全国農業協同組合連合会(JA全農)に引き渡し、放出を始めた。JA全農は同日中に埼玉県内の保管倉庫から搬出。県内の工場で精米して卸業者などへ販売し、早ければ今月下旬にも店頭に並ぶ見通しだ。物流コストなども上昇する中、値上がりを続けてきたコメの価格がどの程度下がるかが注目される。
この倉庫では18日午前、2024年産のコシヒカリ約12トンを運び出した。温度を一定に保った倉庫からパレットに積まれた備蓄米をフォークリフトで搬出し、トラックへ次々に載せていた。JA全農は今後、全国にある倉庫から備蓄米を順次運び出していく。
農林水産省が実施した初回15万トンの入札で、94・2%に当たる計14万1796トンを7集荷業者が落札した。落札価格は玄米60キロ当たり平均2万1217円(税抜き)で、税を入れても直近の業者間の「相対取引価格」(1月に2万5927円)を下回るが、相対取引価格には集荷業者の輸送費が加味されている。
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