NY株式サマリー(19日)=ダウ383ドル高と反発 年内2回の利下げ見通しを好感

市場概況
◆ダウ平均: 41964.63 +383.32 +0.92%
◆S&P500: 5675.29 +60.63 +1.08%
◆NASDAQ: 17750.79 +246.67 +1.41%

 19日のNY株式相場は反発。米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内2回(0.50%)の利下げが維持され、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が米国経済は依然堅調で、関税による物価上昇は短期的であるとの見方を示したことで安心感が広がった。ダウ平均は小幅高で推移したが、パウエルFRB議長発言を受けて597ドル高まで上昇し、383.32ドル高(+0.92%)で終了。S&P500も1.79%高まで上昇後、1.08%高で終了し、ハイテク株主体のナスダック総合は2.36%高まで上昇し、1.41%高で終了。主要3指数がそろって反発した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。一般消費財、エネルギー、IT、資本財、コミュニケーション、金融が1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の21.70ポイントから19.90ポイントに低下した。

 FOMCでは市場予想通りに政策金利が4.25-4.50%で据え置かれ、FOMCメンバーのFF金利見通し(ドットプロット)では年内2回の利下げ見通しが維持された。インフレ見通しは上方修正された一方、GDP見通しは下方修正され、声明文ではトランプ関税による物価上昇と景気減速への警戒感が示された。また、保有資産を圧縮する量的引き締め(QT)のペースを4月から緩和することも決定された。FOMCの結果を受けて米10年債利回りは前日の4.281%から4.246%に低下した。


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