NTTデータを完全子会社に

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 NTTは8日、国内外でITサービスなどを手がける上場子会社のNTTデータグループを完全子会社にすると発表した。総額約2兆3700億円を投じて、同社株式の保有比率を現在の約58%から100%に引き上げる。経営の非効率が問題視される「親子上場」状態を解消し、NTTデータグループが主に担う海外事業の競争力を強化するのが狙いだ。

 2020年に約4兆円でNTTドコモを完全子会社化したのに次ぐ大型投資で、NTTが段階的に進めてきたグループ再編は一段落する。東京都内で記者会見したNTTの島田明社長は、海外でアクセンチュアやIBMと競合しているNTTデータグループに経営資源を一段と振り向け「NTTのグループ全体の成長をさらに加速させる」と述べた。

 株式公開買い付け(TOB)を9日から6月19日まで行う。買い付け価格は8日終値と比べ約15%高い1株4千円。TOB成立後、NTTデータグループは東京証券取引所プライム市場から上場廃止になる予定だ。


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