日経平均サマリー(8日)

市場概況
 日経平均は反発 IHIが後場急伸 

 8日の日経平均は反発。終値は148円高の36928円。FOMCでは大方の予想通り政策金利が据え置かれ、波乱のない結果を受けて7日の米国株は上昇した。為替市場で円安(ドル高)が進んだことも支援材料となり、これらを好感して買いが先行した。

 前場はプラス圏とマイナス圏を行き来する不安定な動きとなった。開始直後に上げ幅を3桁に広げるも、節目の37000円に接近したところで急失速。一方、マイナス圏に沈んで下げ幅を3桁に広げたところでは鋭角的に切り返した。2桁の上昇で前場を終えると、後場は前引けから水準を切り上げて始まり、プラス圏が定着。ただ、前場同様に37000円近辺では上値が重くなり、次第に36900円近辺で動意が乏しくなった。37000円は超えられなかったものの、高値圏で取引を終了。後場に入って値上がりに転じる銘柄が増えており、TOPIXもプラスで終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆4800億円。業種別では海運、サービス、非鉄金属などが上昇した一方、その他製品、保険、鉄鋼などが下落した。前期は大幅営業黒字を達成し、今期も営業増益を見込むIHI<7013.T>が後場急伸。半面、前期は大幅最終減益となり、今期も最終減益を見込む東邦チタニウム<5727.T>が後場に入って急落した。なお、今期の35%最終減益計画を提示したトヨタ<7203.T>は、値幅はそれほど出なかったものの、後場に入って下げ幅を広げた。

日経平均
 36928.63 +148.97
先物
 37140 +360
TOPIX
 2698.72 +2.56

(小針)


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