米、英に農産品輸出拡大へ

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 【ワシントン共同】米英両政府は8日、貿易交渉で合意したと発表した。英国が牛肉など農産物の輸出拡大や、米製品の参入を妨げる非関税障壁の撤廃を受け入れる一方、米国は英国からの輸入車の関税を年10万台は現行の27・5%から10%程度に引き下げる。トランプ政権が各国・地域と進める関税交渉で初の合意。関税の早期引き下げを目指す日本との協議にも影響を与えそうだ。

 米英両政府は、最終的な合意の詳細を今後数週間で詰める。英政府によると、米国は鉄鋼とアルミニウムに課す追加関税を撤廃する。英国はジャガー・ランドローバーなど高級車を生産しており、10万台は昨年の米国への輸出台数をほぼカバーする規模に当たる。

 ただ米国がほぼ全ての国に課している10%の一律関税は英国に対しても継続するほか、トランプ政権が引き上げる前は2・5%だった乗用車の関税は高水準にとどまる。

 日本は米国と5月中旬以降に閣僚間で3回目の協議を実施する予定。英国と同様に自動車や農産物の扱いが議題となっている。


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