昨日(2025年5月8日)のドル円動向振り返り
ドル円は円安が優勢。
午前中にトランプ米大統領が発言し、日本時間夜に貿易協定について発表する旨が示されました。
これに対して、ドル円は円安で反応しています。
夜に入ると米英貿易協定の合意が発表され、ドル円は円安がさらに進んでいます。
また、トランプ米大統領が米中貿易に関して発言し、交渉次第で対中関税を引き下げる可能性がある旨が報じられました。
市場は貿易摩擦の緩和を期待したと伝えられており、円安傾向は朝まで継続しました。
なお、米国で前週分新規失業保険申請件数が発表され、市場予想より強い結果でした。
発表直後のドル円はやや大きく上下動しています。
本日(2025年5月9日)のドル円チャートテクニカル分析
(チャートは2025年5月9日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示)
「オーダーブック」を見ると、144円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これが注目されている模様です。
また、142円台半ばにも、特に厚い買い注文があります。
サポートライン付近で発注されており、これに着目した注文だと考えられます。
その一方、141円台半ばから148円台前半にかけて、売り注文を確認できます。
現在値周辺を含む広い範囲で発注されており、売り圧力の強さがわかります。
その中でも、142円台後半の売り注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これを狙った注文だと考えられます。
「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから
ドル円と他の通貨ペアとの相関分析
(画像は2025年5月9日7時のもの)
過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのは、ユーロ円、ポンド円そして豪ドル円です。
その一方、強い逆相関関係だったのは、ユーロドル、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール
米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析
(画像は2025年5月9日7時のもの)
過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は円です。
円はマイナス幅を広げる展開で、この傾向は本日の朝まで継続しました。
ドルは日中にマイナス圏で取引され、夕刻以降はプラス圏で推移しました。
通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート
本日(2025年5月9日)の主な経済指標
17:40(英国)ベイリーBOE総裁 発言
21:30(カナダ)4月雇用者数(前月比)
21:30(カナダ)4月失業率
またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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