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江藤拓農相は13日の閣議後記者会見で、コメの店頭価格が18週ぶりに値下がりに転じたことを歓迎した上で「消費者の方々が大いに評価する水準にはない」と述べ、備蓄米の流通を加速させる考えを示した。なおも前年同期に比べ約2倍の高値圏で推移しているためだ。
今月に予定する備蓄米の4回目の入札については、時期や数量に言及しなかった。
2回目までの入札で大半を落札した全国農業協同組合連合会(JA全農)の出荷は8日までに32%(6万3千トン)にとどまっており、農林水産省は流通拡大に向け条件緩和を検討している。政府が同量のコメを原則1年以内に買い戻す条件が入札参加のハードルになっているとの指摘がある。
林芳正官房長官は13日の記者会見で「上昇した価格を落ち着かせることができるようにしっかりと対応策を検討したい」と語った。
農水省は12日、全国のスーパーで4月28日~5月4日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格は前週比19円安の4214円だったと発表した。
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