NY株式サマリー(13日)=ダウ、269ドル安と反落 S&P500が年初来で上昇

市場概況
◆ダウ平均:42140.43 -269.67 -0.64%
◆S&P500:5886.55 +42.36 +0.72%
◆NASDAQ:19010.09 +301.75 +1.61%

ダウ269ドル安と反落 エヌビディアが上昇し、S&P500が年初来で上昇

 13日のNY株式相場は高安まちまち。米中が関税の大幅引き下げで合意したことで貿易摩擦懸念が和らぐ中、注目された米4月消費者物価指数(CPI)が予想を下回る伸びとなり利下げ期待が高まったことに加え、サウジアラビアがエヌビディアのAIチップを大量に購入するとのニュースを受けてエヌビディアが5.63%高となったことでハイテク株を中心に上昇した。
一方、2025年通期の見通しを取り下げたユナイテッドヘルスが17.79%安と急落したことがダウ平均の重しとなった。前日に1160ドル高と急伸したダウ平均は269.67ドル安(-0.64%)と反落。ユナイテッドヘルス1銘柄でダウ平均を414ドル余り押し下げた。

 S&P500は0.72%高と2日続伸し、年初来で0.08%高とプラス圏を回復した。ハイテク株主体のナスダック総合も1.61%高と大幅に5営業日続伸となった。S&P500の11セクターはITの2.25%高を筆頭に、一般消費財、エネルギー、コミュニケーションなど6セクターが上昇。一方、ヘルスケアの2.97%安を筆頭に不動産、生活必需品など5セクターが下落した。半導体株はエヌビディアのほか、ブロードコムが4.89%高、アドバンスト・マイクロ・デバイセズが4.01%高となり、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は3.15%高と大幅に5営業日続伸した。

 米4月消費者物価指数(CPI)は前年比+2.3%と前月や市場予想の+2.4%を下回った。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアCPIは+2.8%と前月から横ばいとなり、予想と一致した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.39ポイントから18.22ポイントに低下した。

(小針)


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