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トヨタ自動車、ホンダなど自動車大手4社が14日までに発表した2026年3月期連結決算の純利益予想は、合計で前期比38・8%減の3兆7100億円と大幅に落ち込む見通しだ。トランプ米政権の関税引き上げが重くのしかかるため。日産自動車とSUBARU(スバル)、マツダにもそれぞれ悪影響が及ぶが、算定が困難として純利益予想を未定とした。
本業のもうけを示す営業利益への下押し圧力は7社で少なくとも計2兆円超に上る可能性がある。
トヨタの純利益予想は34・9%減の3兆1千億円。トランプ関税の影響は今年4~5月分だけ織り込み、営業利益を1800億円押し下げると見込んだ。
ホンダはカナダやメキシコから米国に輸出する車と部品に関税がかかり、営業利益が最大6500億円減少。
スズキは米国で自動車を販売していないが、二輪車への相互関税や世界経済の減速リスクなどで400億円の減益要因になると説明。日本から米国に輸出する三菱自動車は2・4%減の400億円と見通した。
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