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日産自動車は19日、閉鎖を検討している完成車工場の追浜工場(神奈川県横須賀市)で、従業員向けの放送を通じて「閉鎖はまだ決まりではない」との内容を周知した。閉鎖検討判明後、初の稼働日で、共同通信の取材に複数の従業員が明らかにした。従業員はいずれも今後について「分からない」などと言葉少なで、雇用や処遇への不安が募っている。
追浜工場はコンパクトカー「ノート」を生産している。年間生産能力は約24万台で、従業員は昨年10月末時点で研究所などを含め3900人。日産は商用車を手がける子会社「日産車体」湘南工場(同県平塚市)の閉鎖も検討している。
県は19日、緊急会議を開き、関連事業者向け相談窓口設置のほか資金繰りや再就職の支援を議論した。黒岩祐治知事は「本当に閉鎖されると雇用、経済に与える影響は絶大だ。さまざまな角度から、できることを検討していきたい」と述べた。
横須賀市の上地克明市長は19日の定例会見で「追浜工場は60年以上の歴史を持つ大きな存在。再び輝きを取り戻すことを期待する」と述べた。
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