備蓄米、広く地域に提供

ニュース

 小泉進次郎農相は28日の衆院農林水産委員会に出席し、2021年産の政府備蓄米を随意契約で中小のスーパーや米穀店に売り渡す方針について「できる限り広く、地域に備蓄米が行き渡る努力を続けたい」と強調した。立憲民主党の野田佳彦代表の質問に答えた。

 これに先立ち、小泉氏は21年産の価格が5キロ1800円程度になるとも説明。「(消費者に)多様な選択肢が提供できる可能性が出てきた。熱過ぎるマーケットに水を差さないといけない」と述べた。

 立民の石川香織氏がコメ価格に国が関与するのは適切ではないと指摘したのに対し、小泉氏は「同じ思い」と認めた上で、今は緊急時の対応だと説明した。

 今回の放出が完了すると備蓄米の在庫は30万トンに減る。小泉氏は価格高騰が解消されれば「同数量を買い入れ、計画的に適正水準の100万トン程度まで回復していく」と説明した。国民民主党の玉木雄一郎代表への答弁。

 政府は4月に決定した農政方針でコメ増産を掲げている。玉木氏は米価下落時の農家への補償制度を拡充することを求めた。


共同通信社提供



 
  共同通信社   

Provided by
共同通信社

東京を拠点とする日本を代表する総合国際通信社。自らが取材したニュース、共同通信論説委員室で執筆した社説および一部の加盟社が取材したニュースなどを、加盟社である全国の新聞社とNHK、契約社である民間放送局や一部の新聞社、ネット媒体等に配信。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 備蓄米、広く地域に提供