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NTTドコモが、インターネット銀行大手の住信SBIネット銀行を買収する方針を固めたことが29日、関係者への取材で分かった。銀行業への進出で携帯電話事業に依存するビジネスモデルから脱却し、自社が持つサービスを相互に結び付けて「経済圏」を強化することで顧客の囲い込みを図る。同日中にも発表する。
通信事業の伸びが競争激化で頭打ちとなる中、携帯各社は決済やポイント付与といったサービスを取り込んで成長を目指す戦略を重視している。ドコモはこれまで金融事業の核とも言える銀行を傘下に持たず、KDDIやソフトバンク、楽天グループの競合3社と比べて出遅れていた。
住信SBIネット銀は東京証券取引所のスタンダード市場に上場しており、3月末時点では三井住友信託銀行とSBIホールディングス(HD)が株式の3分の1超をそれぞれ保有する。ドコモはSBIHDの保有分を買い取り、市場流通分も含めた過半数の株式取得を目指す。三井住友信託銀は引き続き保有する。
ドコモはこれまでも通信事業以外の収益拡大を進めてきた。
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