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トヨタ自動車が29日発表した4月の世界販売台数は前年同月比10・0%増の87万6864台と、4月として過去最高を記録した。トランプ米政権が発動した自動車関税で新車が値上がりするとの懸念から、米国で駆け込み需要が発生した。世界生産は7・8%増の81万4787台だった。
海外販売は9・7%増の75万6190台。うち米国は10・0%増の23万3045台だった。トヨタは関税によるコスト上昇分を新車の販売価格に転嫁することには慎重で、当面は値上げしない方針を示している。ただ高関税が長期化すれば、値上げは避けられないとの見方は根強い。
中国は20・8%増の14万2754台。現地の電気自動車(EV)メーカーなどとの激しい競争は続いているが、政府の補助金施策と連動した販売促進策が奏功し、大きく伸びた。
国内販売は11・8%増の12万674台だった。昨年の認証不正を受けた落ち込みからの回復に加え、新車投入効果もあり、前年を上回った。
生産は国内が6・9%増の26万8957台、米国が7・7%増の12万9414台。
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