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NTTドコモは29日、インターネット銀行大手の住信SBIネット銀行を買収すると発表した。買収額は約4200億円に上る見通し。SBIホールディングス(HD)の保有分を買い取り、市場の流通分も含めた過半数の株式取得を目指す。ドコモは出遅れが指摘されていた金融事業を強化し、決済やクレジットカードなどのサービスと組み合わせた「経済圏」を拡大する。
ドコモ親会社のNTTは29日、SBIHDに約1100億円を出資し、資本業務提携を結ぶことを発表した。金融を中心としたサービスを共同で生み出す。
通信事業の競争が激化する中、ドコモは金融事業を拡充して成長を目指す戦略を描く。これまでは、サービスの核とも言える銀行を傘下に持っていなかった。ドコモの前田義晃社長は29日、東京都内で記者会見を開き、銀行業への参入を通じ「スマートフォン一つで貯金、決済、融資などの金融サービスを提供できる」と述べた。
SBIHDの北尾吉孝会長兼社長も同席し、NTTとの連携で「相当大きな顧客基盤をつくることができる」と話した。
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