米車販売、関税で駆け込み

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 自動車大手が29日発表した4月の米国販売実績によると、トヨタ自動車は前年同月比10・0%増の23万3045台、ホンダが18・1%増の13万7656台だった。トランプ米政権が4月3日に発動した輸入車への追加関税により新車価格の値上げを警戒した駆け込み需要が生まれた。

 一方、業績不振にあえぐ日産自動車は3・7%減の7万2544台。需要が拡大するハイブリッド車(HV)の投入が遅れていることが響いた。

 他メーカーではマツダが21・0%増の3万7660台と大幅に増加。SUBARU(スバル)も5万6011台と0・3%増えた。販売奨励金を減らした三菱自動車は37・5%減だった。スズキとダイハツ工業は米国で販売していない。

 自動車大手8社が公表した4月の世界生産は前年同月比0・7%増の計193万6972台。日産は日本や中国、米国などの主要国で軒並み2桁減となった。


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