昨日(2025年5月29日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:61.251(-0.976)<-1.57%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは売りが優勢で下落。
日中のUSOIL価格は緩やかに上昇しました。
米連邦裁判所がトランプ政権の関税政策に対して差し止め命令を出しており、これが影響した可能性があります。
差し止め命令に対して、トランプ政権は控訴した旨が報じられています。
USOILの上昇は長続きせず、夜以降に価格を下げると、28日終値を下回る水準で取引を終えました。
なお、EIA(米エネルギー情報局)が週間在庫統計を発表し、増加の市場予想に対して結果は減少でした。
これに対して、USOILは大きな反応を示していません。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年5月30日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年5月30日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上ヒゲの長い陰線を形成し、前日28日の上昇幅を戻す形となりました。
平均足は陽連しているもののローソク足と平均足が重なっており、上昇圧力は限定的です。
5月14日から15日の値幅にほぼ留まる取引が、10営業日続くことになりました。
目先は、このレンジを上下どちらの方向へ抜けるかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引開始からの上昇後、半ば以降は大きく下落して始値を下回る水準で取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
63ドル台から一気に61ドル割れまで下落が進みましたが、61ドルは回復しています。
61ドルをめぐる攻防の行方に注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年5月23日時点の米国の原油リグ稼働数は前週から8基減少し、465基でした。
直近は減少が続き、460基台で推移しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年5月16日時点の原油在庫は前週比で132.8万バレルほど増加し、およそ4億4316万バレルです。
直近は2週連続で増加しており、今後も増加基調が続くかに注目です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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