データセンターにガス発電

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 東京ガスが、都市ガスから電気と熱をつくる自家発電システムからデータセンター(DC)にエネルギーを供給する事業に参入する方針を固めたことが30日分かった。人工知能(AI)の普及によるデータ量の急増を背景に、全国でDCの建設が進んでおり、送電網の整備を待たずに早期稼働や立地場所の拡大が期待できる。既に商談を開始し、2027年度にも供給したい考えだ。

 東ガスが導入するのは「コージェネレーションシステム(コージェネ)」と呼ばれる。ガスのコージェネは、都市ガスを燃料にガスエンジンやガスタービン、燃料電池で発電する仕組みだ。生じる廃熱から冷凍機を通じて冷水をつくり、サーバーの冷却に活用できる。大型商業施設や病院、工場でも採用されている。

 膨大な電力を消費するDCは立地場所によっては電力を供給する送電網の整備や増強が必要で、工事に10年以上要する場合もある。これに対し4万キロワット容量のコージェネだと発注から引き渡しまで2年程度で可能という。


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