投資家、トランプ氏は「びびり」

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 【ワシントン共同】関税で強硬姿勢を打ち出した後に一転して撤回するトランプ米大統領を「びびり」とやゆする言葉が投資家の間で流行している。あらゆる面で「強さ」を意識するトランプ氏は28日にホワイトハウスで記者団に感想を聞かれると「不快な質問だ。二度と口にするな」と怒りをあらわにした。

 流行しているのは「TACO」という言葉。「TRUMP ALWAYS CHICKENS OUT(トランプ氏は常にびびって退く)」の頭文字から取った造語で、英紙フィナンシャル・タイムズのコラムニストが編み出した。

 トランプ氏が過激な関税措置を示唆した後に相場が下落し、最終的には方針を取りやめて株価が回復する現象を「TACO取引」と表現。関税措置に動揺する必要はないとの皮肉が込められている。

 トランプ氏は145%にまで引き上げた対中関税を115%引き下げたほか、欧州連合(EU)からの輸入品に対する50%の関税措置も今月23日の発表から2日後には発動時期を延期した。その間、株価は上げ下げを繰り返した。


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