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紅こうじサプリメントによる健康被害問題からの再生を目指す小林製薬の豊田賀一社長(60)は3日までに共同通信のインタビューに応じ「創業家の意見を忖度することは一切ない」と述べた。依存経営からの脱却を目指し、ガバナンス(企業統治)改革に取り組むが、創業家が経営に残ることは容認し理解を求めた。
小林製薬は、取締役会議長を社外取締役にする定款変更議案を3月の定時株主総会で提案したが、創業家側の反対で否決となった。現在は外部から会長に据えた大田嘉仁氏が議長を務め「ガバナンス強化の目的は果たした」との認識を示した。
創業家出身で会長だった小林一雅氏が特別顧問に、社長だった章浩氏が取締役に留任している。豊田氏は2人の知見が役立つとの見解を示した上で、経営方針は「自分たちで決めており、(創業家)依存体質から脱却できている」と説明した。
健康被害を起こしたことには「被害に遭われたお客さまやお取引先さまへの補償が何よりも大事で、優先して取り組む」とし、陳謝した。
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