NY株式サマリー(6日)=ダウ443ドル高 雇用統計が予想を上回りS&P500が6000ポイント回復

市場概況
◆ダウ平均: 42762.87 +443.13 +1.05%
◆S&P500: 6000.36 +61.06 +1.03%
◆NASDAQ: 19529.95 +231.51 +1.20%

 6日のNY株式相場は上昇。米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る増加となり景気減速懸念が和らいだほか、前日に急落したテスラ株が反発したことや、トランプ米大統領が来週ロンドンで貿易を巡る米中協議が行われると発表したことも好感された。ダウ平均は上昇してスタートすると、一時604ドル高まで上昇し、443.13ドル高(+1.05%)と3日ぶりに反発して終了。S&P500も一時1.31%高まで上昇し、1.03%高の6000.36ポイントで終了。終値で2月21日以来の6000ポイントを回復した。ハイテク株主体のナスダック総合も1.20%高と反発して終了した。業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。エネルギー、コミュニケーション、一般消費財、金融が1%超上昇した。センチメントは改善。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日の18.48ポイントから16.77ポイントに低下し、2月21日以来の低水準となった。

 週間ではダウ平均が1.17%高、S&P500が1.50%高、ナスダック総合が2.18%高となり、主要3指数がそろって2週続伸した。

 米5月雇用統計は非農業部門雇用者数が13.9万人増と、下方修正された4月改定値の14.7万件を下回ったものの、予想の13.0万人増を上回った。失業率は前月から横ばいの4.2%となり予想と一致した。平均賃金は前月比+0.4%、前年比+3.9%となり、それぞれ予想の+0.3%、+3.7%を上回る伸びとなった。今週発表された5月ADP民間部門雇用者数や新規失業保険申請件数が軒並み予想以上に悪化したほか、5月ISM非製造業PMIも改善予想に反して悪化したが、強い雇用統計を受けて景気後退懸念が和らいだ。米10年債利回りは前日の4.395%から4.509%に上昇し、ドル円は前日の143.53円から144.85円に上昇した。


(羽土)


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