先週金曜日（2025年6月13日）のドル円動向振り返り

ドル円は最終的に円安。

13日（金）朝、イスラエルがイランの核施設等を攻撃したと報じられ、中東情勢の緊張感が高まりました。
ドル円は円買いが優勢で、円高が進んでいます。
円買い一巡後は円安方向に戻り、夜まで円安が続く展開です。
米10年債利回りが徐々に上昇しており、この影響があったと考えられます。
その後、再び円高がやや優勢になったものの、12日終値に比べて円安で取引を終えました。

なお、米国でミシガン大学消費者態度指数が発表され、市場予想より強い結果でした。
これに対して、ドル円は特段の反応を示していません。
また、石破首相と赤沢経済再生相が発言し、米関税措置の撤廃を求める立場に変わりはない旨が報じられています。

本日（2025年6月16日）のドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年6月16日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、142円台半ばの買い注文が特に厚いです。
サポートライン付近に位置しており、これが注目されている模様です。
また、142円付近にも、特に厚い買い注文があります。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。

その一方、146円付近の売り注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これを狙った注文の模様です。
また、145円付近にも、特に厚い売り注文があります。
レジスタンスライン付近で発注されており、これが意識されていると考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年6月16日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、ドル円と強い相関関係だったのはユーロ円とポンド円です。
豪ドル円とも相関関係でした。
その一方、逆相関関係だったのはユーロドルです。
ポンドドルとも弱い逆相関関係でした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

米ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年6月16日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はカナダドル、最も弱い通貨はNZドルです。
円は朝にプラス幅を広げた後にゼロ方向に進み、夜にマイナスに転じました。
ドルはプラス圏で上下動し、この傾向は本日の朝時点で継続しています。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週のドル円の注目材料

16日（月）21:30（米国）6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
17日（火）-（日本）日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
17日（火）-（米国）米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）１日目
17日（火）15:30（日本）植田和男日銀総裁、定例記者会見
17日（火）21:30（米国）5月小売売上高（前月比）
17日（火）21:30（米国）5月小売売上高（除自動車）（前月比）
17日（火）22:15（米国）5月鉱工業生産（前月比）
17日（火）23:00（米国）6月ＮＡＨＢ住宅市場指数
18日（水）8:50（日本）4月機械受注（前年同月比）
18日（水）8:50（日本）4月機械受注（前月比）
18日（水）8:50（日本）5月貿易統計（通関ベース、季調前）
18日（水）8:50（日本）5月貿易統計（通関ベース、季調済）
18日（水）18:00（ユーロ）5月消費者物価指数（ＨＩＣＰ、改定値）（前年同月比）
18日（水）18:00（ユーロ）5月消費者物価指数（ＨＩＣＰコア指数、改定値）（前年同月比）
18日（水）21:30（米国）5月住宅着工件数（前月比）
18日（水）21:30（米国）5月住宅着工件数（年率換算件数）
18日（水）21:30（米国）前週分失業保険継続受給者数
18日（水）21:30（米国）5月建設許可件数（前月比）
18日（水）21:30（米国）5月建設許可件数（年率換算件数）
18日（水）21:30（米国）前週分新規失業保険申請件数
18日（水）25:00（ロシア）1-3月期実質国内総生産（ＧＤＰ、改定値）（前年比）
18日（水）27:00（米国）米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）、終了後政策金利発表
18日（水）27:30（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、定例記者会見
18日（水）29:00（米国）4月対米証券投資
18日（水）29:00（米国）4月対米証券投資（短期債除く）
18日（水）30:30（ブラジル）ブラジル中央銀行政策金利
19日（木）7:45（ニュージーランド）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前年同期比）
19日（木）7:45（ニュージーランド）1-3月期四半期国内総生産（ＧＤＰ）（前期比）
19日（木）16:30（スイス）スイス国立銀行政策金利
19日（木）20:00（英国）イングランド銀行（ＢＯＥ、英中央銀行）金利発表
19日（木）20:00（英国）英中銀金融政策委員会（ＭＰＣ）議事要旨
20日（金）8:30（日本）5月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品・エネルギー除く)（前年同月比）
20日（金）8:30（日本）5月全国消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く)（前年同月比）
20日（金）8:30（日本）5月全国消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
20日（金）8:50（日本）日銀・金融政策決定会合議事要旨
20日（金）15:40（日本）植田和男日銀総裁、発言
20日（金）21:30（米国）6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
20日（金）23:00（米国）5月景気先行指標総合指数（前月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またUSD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>USD/JPY(米ドル/日本円)リアルタイムレート

---

本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

---