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農林水産省は16日、全国のスーパーで2~8日に販売されたコメ5キロの平均価格が、前週比48円安の4176円だったと発表した。3週連続の値下がり。前年同期と比べると約1・9倍の高値水準が続いたが、小泉進次郎農相は記者団に対し「随意契約の備蓄米が間違いなく影響を与えている」と強調した。
銘柄米は前週比14円高い4443円、備蓄米を多く含むブレンド米は64円安い3834円だった。販売全体に占めるブレンド米の比率は5ポイント増の44%と放出以降で最も高くなった。随意契約の備蓄米を扱っている店舗での平均価格は3096円だった。
ただ小泉氏は、まだ「国民の皆さんが安心して買える水準になっていない」と指摘。備蓄米倉庫が東北地方や北海道に集中していて西日本への輸送が遅れている課題に対応し、随意契約の備蓄米の海上輸送を始めたと明らかにした。大量輸送で流通をさらに加速させる。
実際に店頭で確認した中で、最安は長野県の2790円、最高は滋賀県の4980円だった。多くの地域で3千円台が中心となった。
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