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財務省が18日発表した5月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、米国への輸出額は前年同月と比べて11・1%減の1兆5140億円となり、2カ月連続で減少した。自動車が落ち込んだことが一因。トランプ米政権が発動した自動車への追加関税が影響した可能性がある。
自動車の対米輸出は24・7%減の3634億円で、台数は3・9%減だった。輸出単価が下がっており、高関税の影響を比較的受けにくい低価格のモデルの割合が伸びたとみられる。
3月に追加関税が発動された鉄鋼は金額が1・5%減、数量は0・8%減だった。5月に発動された自動車部品は金額が19・0%減、数量は11・9%減だった。
財務省の担当者は米関税政策の影響について、対米輸出全体としては極端な変動は見受けられないが「個々の取引のレベルでは輸出控えといった影響が生じている可能性はある」と指摘した。
欧州連合(EU)やアジアを含めた世界全体の輸出額は、1・7%減の8兆1350億円となり、8カ月ぶりに減少した。輸入は7・7%減の8兆7726億円だった。
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