東京外国為替市場概況・12時 ドル円、リスク回避の円買い・有事のドル買い交錯

市場概況
 19日の東京外国為替市場でドル円はリスク回避の円買いと有事のドル買いが交錯。12時時点では145.17円とニューヨーク市場の終値(145.13円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。米当局者が今週末の米国によるイラン攻撃を示唆。日経平均株価はリスク回避で前日の上昇幅を吐き出す390円安ほどの下落となった。株価動向をにらんだ円買い先行で、ドル円は一時144.74円まで下振れ。しかし動意一巡後は有事のドル買いへ転換し、145.22円まで上昇した。

 ユーロ円も円買い・ドル買いに揺さぶられた。12時時点では166.30円とニューヨーク市場の終値(166.62円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の下振れによる円買いにまずは追随。166.04円まで下落した。下げ渋ったものの、有事のドル買いが再び意識されるなかユーロ高方向の動きが進みにくかった。戻りは166.30円付近で停滞気味だった。
 他のクロス円も似通った動きで、豪ドル円は93.81円まで下振れ後に94.20円近辺まで戻した。その後も94円前半レンジで推移し、5月の豪雇用統計で新規雇用者数が+2.25万人程度を見込んでいた市場予想に反して-0.25万人となったものの、指標結果自体への豪ドル円の反応は鈍かった。

 ユーロドルは有事のドル買いで軟調。12時時点では1.1455ドルとニューヨーク市場の終値(1.1480ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロドルは1.1451ドルまでユーロ安・ドル高となり、豪ドルも対ドルでは0.6476ドルまでじり安だった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.74円 - 145.22円
ユーロドル:1.1451ドル - 1.1489ドル
ユーロ円:166.04円 - 166.67円

(関口)


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