先週金曜日（2025年6月20日）の豪ドル円動向振り返り

先週金曜日の豪ドル円はわずかに円高。

朝から方向感が定まらず、この傾向は土曜日の朝まで継続しました。
その結果、19日終値とほぼ同じ水準ながらわずかに円高で取引を終えています。
22日（日）には米国によるイランへの攻撃が報じられ、核関連施設が破壊された模様です。
本日朝の豪ドル円はやや円高で取引が始まっています。

なお、日本で消費者物価指数（CPI）が発表され、市場予想と一致しました。
これに対して、豪ドル円は特段の反応を示していません。
また、豪州で主要な経済指標は発表されず、要人発言も伝わりませんでした。

本日（2025年6月23日）の豪ドル円チャートテクニカル分析

（チャートは2025年6月23日7時のもの。「OANDA_Order_Book_JP」を表示）

「オーダーブック」を見ると、90円台半ばから94円台半ばにかけて、買い注文を確認できます。
現在値付近や円高の範囲で発注されており、買い意欲の状況がわかります。
その中でも、92円付近の買い注文が特に厚いです。
キリの良い数字であり、これに着目した注文だと考えられます。

その一方、93円台前半から96円台半ばにかけて、売り注文を確認できます。
現在値付近や円安の範囲で発注されており、売り意欲の強さがわかります。
その中でも、95円付近の売り注文が特に厚いです。
レジスタンスラインよりも少し円安の水準で発注されており、これが意識されていると考えられます。

「オーダーブック」の詳細は、以下よりご確認下さい。
>オーダーブックをMT4/5に表示するインジケーター「OANDA_Order_Book_JP」はこちら
>Web版オーダーブックはこちらから

豪ドル円と他の通貨ペアとの相関分析

（画像は2025年6月23日7時のもの）

過去24時間の相関関係を見ると、豪ドル円と弱い相関関係だったのは、ポンド円、ポンドドルそして豪ドル米ドルです。
その一方、逆相関の関係だった通貨ペアはありませんでした。

相関性分析ツールは、以下よりご確認下さい。
>相関性チェックツール

豪ドル、円を含む主要8通貨の通貨強弱分析

（画像は2025年6月23日7時のもの）

過去24時間の通貨強弱分析を見ると、直近で最も強い通貨はドル、最も弱い通貨は豪ドルです。
円はゼロ付近で上下動し、夜以降はマイナス幅を広げる展開でした。
豪ドルはゼロを中心に取引され、夜以降にマイナス幅を拡大しました。

通貨の強弱チャートは、以下よりご確認下さい。
>通貨の強弱チャート

今週の豪ドル円の注目材料

24日（火）23:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
25日（水）10:30（豪州）5月消費者物価指数（ＣＰＩ）（前年同月比）
25日（水）23:00（米国）パウエル米連邦準備理事会（ＦＲＢ）議長、発言
25日（水）23:00（米国）5月新築住宅販売件数（前月比）
25日（水）23:00（米国）5月新築住宅販売件数（年率換算件数）
26日（木）21:30（米国）1-3月期四半期実質国内総生産（ＧＤＰ、確定値）（前期比年率）
27日（金）8:30（日本）5月失業率
27日（金）8:30（日本）5月有効求人倍率
27日（金）8:30（日本）6月東京都区部消費者物価指数（ＣＰＩ、生鮮食料品除く）（前年同月比）
27日（金）21:30（カナダ）4月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前年同月比）
27日（金）21:30（カナダ）4月月次国内総生産（ＧＤＰ）（前月比）
27日（金）21:30（米国）5月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前年同月比）
27日（金）21:30（米国）5月個人消費支出（ＰＣＥコア・デフレーター、食品・エネルギー除く）（前月比）
27日（金）21:30（米国）5月個人消費支出（ＰＣＥデフレーター）（前年同月比）

本日発表予定の経済指標はこちら

またAUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>AUD/JPY(豪ドル/日本円)リアルタイムレート

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