東京外国為替市場概況・10時 ドル円、地合い弱い

市場概況
 1日の東京外国為替市場でドル円は地合いが弱い。10時時点では143.55円とニューヨーク市場の終値(144.03円)と比べて48銭程度のドル安水準だった。早朝から上値の重さが続くなか、日銀短観の発表後、本邦債券先物の低下を眺めながらじり安となった。安寄りした日経平均が下げ幅を拡大したことも重しとなり、先月6月26日安値143.75円を下抜けた。月初の東京仲値前後で売り圧力が再び強まると143.55円まで下落した。
 8時50分に発表された6月調査分の日銀短観で大企業製造業・業況判断DIが13と市場予想の10を上回り、また2四半期ぶりの改善となった。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では169.36円とニューヨーク市場の終値(169.78円)と比べて42銭程度のユーロ安水準だった。ドル円につれる形で水準を切り下げ、一時450円程度まで下げ幅を広げた日経平均の動きも嫌気され、169.33円までユーロ安円高に振れた。
 他クロス円も、ポンド円が197.25円、豪ドル円は94.35円、NZドル円も87.44円まで外貨売り円買いが進んだ。

 ユーロドルは底堅い。10時時点では1.1797ドルとニューヨーク市場の終値(1.1787ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル安基調に影響されてじり高となった。節目1.1800ドルの前で足踏みするも、1.1798ドルまで2021年9月以来の高値を更新している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.55円 - 144.08円
ユーロドル:1.1778ドル - 1.1798ドル
ユーロ円:169.33円 - 169.78円


(小針)


OANDA CFD

Provided by
DZH Finacial Research

「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。 豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る

ホーム » マーケットニュース » 東京外国為替市場概況・10時 ドル円、地合い弱い