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政府は1日、首相官邸でコメ政策について2回目の関係閣僚会議を開いた。価格高騰を招いた要因の分析と、価格抑制のための対応として放出している政府備蓄米の流通効果を検証。今後のコメの安定供給に向けた中長期的な対策の取りまとめにもつなげる。石破茂首相は会議で「(生産者が)不安なく増産に取り組める新たなコメ政策に転換する」と強調した。
首相は5キロの店頭平均価格を4千円台から3千円台にする目標を掲げている。農林水産省が約6千の小売店舗を対象にまとめた6月16~22日の5キロ当たりの店頭平均価格は3835円まで下落した。首相は「手を緩めることなくコメ価格のさらなる安定へ対応を進めてほしい」と閣僚らに要請した。
石破政権下で初開催した6月5日の閣僚会議では、小泉進次郎農相に対して迅速に米価を抑制するよう指示。政府は競争入札と随意契約の備蓄米放出に取り組んでおり、年間需要量の1割超に相当する81万トンを放出する方針だ。
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