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低価格スーパー「トライアル」を全国展開するトライアルホールディングス(福岡市)は2日、米投資ファンド傘下の総合スーパー西友の全株式を取得し、買収を完了したと発表した。1日付。取得額は約3800億円で、売上高が1兆円を超える大型の小売りグループが誕生した。両社で連携を深め、人口が集中する首都圏で出店を加速させる。
トライアルは主に郊外で大型スーパーを展開している。今後は西友が持つ関東の店舗周辺で小型店「トライアルGO」を出店し、商品配送などで協力する計画だ。地方の主要都市での展開も検討する。
トライアルは流通業に対応したシステム開発などのデジタル化に強みを持ち、西友にも広げる。トライアルHDの永田洋幸社長は2日、東京都内で記者会見し「流通情報革命をともに進めていきたい」と話した。永田氏は2日付で西友の会長に就いた。
西友の買収後も従業員の雇用は維持し、店名も変更しない。統合による西友店舗の閉店も計画していないという。プライベートブランド商品や出来たての総菜なども相互の店舗で提供する。
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