日鉄、5千億円借り入れ契約

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 日本製鉄は3日、米鉄鋼大手USスチールの買収に関連し、5千億円を限度に借り入れる契約を取引銀行5行と締結したと発表した。通常の融資より返済の優先順位が低い「劣後ローン」を利用する。主要格付け会社が調達資金の50%を資本と認定する見込みで財務の健全性を確保する。

 日鉄は6月、USスチールの全株式を取得し完全子会社化した。買収費用約2兆円は1年以内に返済が必要な「つなぎ融資」で賄った。今回調達した資金はこの返済の一部に充てる。今年9月までに借り入れを実行し、返済期日は最長で2065年となる。

 日鉄はUSスチールの設備に約110億ドル(約1兆6千億円)の投資も明らかにしている。


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