個人株主、11年連続で増加

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 東京、名古屋、福岡、札幌の四つの証券取引所は4日、2024年度の個人株主が延べ人数で前年度比914万人増の8359万人になったと発表した。11年連続で増加し、10年続けて過去最多を更新した。堅調な株式相場で取引が活発化し、新たな少額投資非課税制度(NISA)で投資家の裾野も広がった。

 増加率は約12%で統計がある1949年度以降で2番目の大きさ。ただ、2024年度末時点の個人の株式保有金額は164兆2858億円となり、前年度末から6兆2034億円減少した。

 4証取に上場する4022社を対象に株式分布状況を調べた。企業の個人株主数を単純合算しており、1人で5銘柄を保有する場合は5人とカウントされる。

 投資部門別の株式保有額比率では、個人投資家は全体の17・3%だった。外国法人が32・4%で過去最高となり、東証の担当者は「海外投資家の日本への投資が進んでいる」と指摘した。一方、事業法人は企業間の株式持ち合い解消の動きを反映して過去最低の18・7%となった。


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