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【ワシントン、サンパウロ共同】トランプ米大統領は9日、ブラジルからの全ての輸入品に8月1日から50%の関税を課すと明らかにした。自身の交流サイト(SNS)にルラ大統領宛ての書簡を公表し、クーデター計画などの罪で起訴されたボルソナロ前大統領を巡るルラ政権の対応に不満を表明。「現行政権の深刻な不正義を是正する」と主張した。この日は新たな「相互関税率」の通知第2弾として、計8カ国への書簡を公開した。
4月の相互関税公表当初のブラジルへの関税率は10%で、5倍に引き上げる。ルラ氏は9日「法律に照らし対処する」との声明を発表し、米国に報復関税を課す可能性を示唆した。
ボルソナロ氏は、過激な言動から「ブラジルのトランプ」と呼ばれ、関係が深い。トランプ氏は、ボルソナロ氏を「非常に尊敬している」と評し「魔女狩りを今すぐ終わりにすべきだ」と裁判をしないよう要求した。
ブラジルへの書簡では「不公平な貿易関係」を指摘したほか「自由選挙と言論の自由を攻撃している」と訴えた。
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