昨日(2025年7月10日)のWTI原油動向振り返り
- 終値:67.33(-1.468)<-2.13%>
※OANDAが提供する商品CFD「WTI原油(USOIL)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
USOILは4営業日ぶりに下落。
ドルインデックスが上昇し、これがUSOIL価格の下落要因だったと報じられています。
また、トランプ米大統領がブラジルからの輸入品や銅に対して50%の関税を課す意向を示しました。
市場は世界経済の停滞と原油需要の減少を危惧し、USOILが売られたと伝えられています。
【WTI原油(USOIL)】本日(2025年7月11日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年7月11日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は上下にヒゲのある陰線を形成し、3日続伸後の比較的大きな下落となりました。
平均足は陰連しているものの、ローソク足と平均足は重なっており、明確な方向性は出ていません。
7月2日から続くレンジを上方ブレイクする動きを見せていましたが、10日の下落で元のレンジに戻りました。
目先は、レンジの底に向けて下落が続くか、反発して再度レンジの上方ブレイクへ向かうかに注目です。
<1時間足チャート分析>
取引後半に大きな下落を見せた後、若干反発して取引を終えました。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
69ドル台半ばの水準が天井となり、下落が進む状態となっています。
目先は、69ドル台半ばからの下落が続くか、反発して節目価格70ドルを目指すかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、2025年7月3日時点の米国の原油リグ稼働数は425基でした。
直近は420基台まで減少しています。
原油在庫の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、2025年7月4日時点の原油在庫は前週比で707万バレルほど増加し、およそ4億2602万バレルです。
2週連続で増加しており、ここから増加が続くかに注目です。
またWTI原油(USOIL)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>WTI原油(USOIL)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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