中国成長率5・2%に減速

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 【北京共同】中国国家統計局が15日発表した2025年4~6月期の国内総生産(GDP、速報値)は、物価変動の影響を除く実質で前年同期比5・2%増となった。伸び率は1~3月期の5・4%から減速したが、通年目標の「5・0%前後」は上回った。米国との激しい貿易摩擦が打撃となったが、内需刺激策の強化によって景気を下支えした。

 成長率は前期比では1・1%増となり、1~3月期の1・2%増から減速した。

 内需不足によるデフレ圧力が続く中、政府は家電や自動車などの買い替え促進策を拡充し、消費をてこ入れした。

 トランプ米政権は「相互関税」などを理由に対中関税を上乗せし、4月には計145%に達した。中国も125%まで引き上げて報復し、両国間の貿易は急減。5月には両国が関税の大幅な引き下げで合意し、摩擦解消に向けて協議を続けることを確認した。ただ先行きは予断を許さず、協議が不調に終われば再び緊張が高まる恐れがある。

 同時に発表した1~6月の主要統計は、消費動向を示す小売売上高が前年同期比で5・0%増えた。


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