スポット
(15日終値)
ドル・円相場:1ドル=148.88円(前営業日比△1.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.71円(△0.39円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1601ドル(▲0.0063ドル)
ダウ工業株30種平均:44023.29ドル(▲436.36ドル)
ナスダック総合株価指数:20677.80(△37.47)
10年物米国債利回り:4.48%(△0.05%)
WTI原油先物8月限:1バレル=66.52ドル(▲0.46ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3336.7ドル(▲22.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.3% 0.1%
(前年同月比) 2.7% 2.4%
エネルギーと食品を除くコア指数
(前月比) 0.2% 0.1%
(前年同月比) 2.9% 2.8%
7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
5.5 ▲16.0
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。米労働省が発表した6月米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%/前年比2.7%と予想の前月比0.3%/前年比2.6%を前年比で上回った一方、エネルギーと食品を除くコア指数は前月比0.2%/前年比2.9%と予想の前月比0.3%/前年比2.9%を前月比で下回った。結果は概ね予想に沿った内容となり、インフレの抑制を示したが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、米連邦準備理事会(FRB)が当面は金利を据え置くとの観測が広がった。
一時4.39%台まで低下していた米10年債利回りが4.48%台まで上昇すると、全般ドル買いが活発化し、0時30分過ぎには149.02円と4月3日以来約3カ月半ぶりの高値を更新した。レジスタンスとして意識されていた6月23日の高値148.03円や5月12日の高値148.65円を上抜けたことで、テクニカル的にも買いが入りやすい地合いとなった。
市場では「20日に投開票される参議院選挙を巡る不透明感も円売り・ドル買いを促している」との声が聞かれた。最新の世論調査では与党が過半数維持に向けて厳しい戦いとなっており、財政拡張を訴える野党との協調が必要になるとの見方から円売りが出ているもよう。
・ユーロドルは5日続落。米CPIの結果を受けて米長期金利が上昇すると全般ドル買いが優勢となり、2時30分前に一時1.1593ドルと6月25日以来の安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.70と6月23日以来の高値を更新した。
なお、トランプ米大統領は「消費者物価は低い」として、FRBに改めて利下げを要求した。
・ユーロ円は3日続伸。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時173.08円と昨年7月以来1年ぶりの高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると172.63円付近まで伸び悩んだ。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。6月米CPIの結果を受けて、FRBの利下げ再開時期が後ずれする可能性が意識されると株売りが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、史上最高値で取引を終えた。中国向け人工知能(AI)半導体「H20」の出荷再開計画を発表したエヌビディアが上昇すると、他の半導体株にも買いが波及した。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。6月米CPIは概ね市場予想通りだったものの、米関税政策が物価上昇圧力につながるとの見方は根強く、債券売りが広がった。
・原油先物相場は続落。6月米CPIは概ね予想通りであったが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、FRBの早期利下げ観測が後退。これを受けて対ユーロでドル高が進行すると、原油は売り優勢となった。米国による対ロシア制裁を巡る過度な警戒感が後退していることも、重しとなった。
・金先物相場は続落。6月米CPIは概ね予想通りであったが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、FRBの早期利下げ観測が後退。これを受けてドル買いが優勢となる中、ドル建てで取引される金の割高感が意識されて売りが優勢となった。
(中村)
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ドル・円相場:1ドル=148.88円(前営業日比△1.16円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=172.71円(△0.39円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1601ドル(▲0.0063ドル)
ダウ工業株30種平均:44023.29ドル(▲436.36ドル)
ナスダック総合株価指数:20677.80(△37.47)
10年物米国債利回り:4.48%(△0.05%)
WTI原油先物8月限:1バレル=66.52ドル(▲0.46ドル)
金先物8月限:1トロイオンス=3336.7ドル(▲22.4ドル)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な米経済指標)
<発表値> <前回発表値>
6月米消費者物価指数(CPI)
(前月比) 0.3% 0.1%
(前年同月比) 2.7% 2.4%
エネルギーと食品を除くコア指数
(前月比) 0.2% 0.1%
(前年同月比) 2.9% 2.8%
7月米ニューヨーク連銀製造業景気指数
5.5 ▲16.0
※改は改定値、▲はマイナスを表す。
(各市場の動き)
・ドル円は3日続伸。米労働省が発表した6月米消費者物価指数(CPI)は前月比0.3%/前年比2.7%と予想の前月比0.3%/前年比2.6%を前年比で上回った一方、エネルギーと食品を除くコア指数は前月比0.2%/前年比2.9%と予想の前月比0.3%/前年比2.9%を前月比で下回った。結果は概ね予想に沿った内容となり、インフレの抑制を示したが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、米連邦準備理事会(FRB)が当面は金利を据え置くとの観測が広がった。
一時4.39%台まで低下していた米10年債利回りが4.48%台まで上昇すると、全般ドル買いが活発化し、0時30分過ぎには149.02円と4月3日以来約3カ月半ぶりの高値を更新した。レジスタンスとして意識されていた6月23日の高値148.03円や5月12日の高値148.65円を上抜けたことで、テクニカル的にも買いが入りやすい地合いとなった。
市場では「20日に投開票される参議院選挙を巡る不透明感も円売り・ドル買いを促している」との声が聞かれた。最新の世論調査では与党が過半数維持に向けて厳しい戦いとなっており、財政拡張を訴える野党との協調が必要になるとの見方から円売りが出ているもよう。
・ユーロドルは5日続落。米CPIの結果を受けて米長期金利が上昇すると全般ドル買いが優勢となり、2時30分前に一時1.1593ドルと6月25日以来の安値を付けた。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時98.70と6月23日以来の高値を更新した。
なお、トランプ米大統領は「消費者物価は低い」として、FRBに改めて利下げを要求した。
・ユーロ円は3日続伸。ドル円の上昇につれた買いが入ると一時173.08円と昨年7月以来1年ぶりの高値を付けたものの、ユーロドルの下落につれた売りが出ると172.63円付近まで伸び悩んだ。
・米国株式市場でダウ工業株30種平均は反落。6月米CPIの結果を受けて、FRBの利下げ再開時期が後ずれする可能性が意識されると株売りが広がった。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は続伸し、史上最高値で取引を終えた。中国向け人工知能(AI)半導体「H20」の出荷再開計画を発表したエヌビディアが上昇すると、他の半導体株にも買いが波及した。
・米国債券相場で長期ゾーンは4日続落。6月米CPIは概ね市場予想通りだったものの、米関税政策が物価上昇圧力につながるとの見方は根強く、債券売りが広がった。
・原油先物相場は続落。6月米CPIは概ね予想通りであったが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、FRBの早期利下げ観測が後退。これを受けて対ユーロでドル高が進行すると、原油は売り優勢となった。米国による対ロシア制裁を巡る過度な警戒感が後退していることも、重しとなった。
・金先物相場は続落。6月米CPIは概ね予想通りであったが、関税の影響を巡る懸念は払拭されず、FRBの早期利下げ観測が後退。これを受けてドル買いが優勢となる中、ドル建てで取引される金の割高感が意識されて売りが優勢となった。
(中村)
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DZH Finacial Research
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