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【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が16日公表した全国12地区の連邦準備銀行の景況報告(ベージュブック)は、経済活動が5月下旬以降「わずかに拡大した」と分析した。「わずかに鈍化」とした6月公表の前回から改善した。一方、多くの業種でコスト増が続くと予想されており、今夏終盤までに物価がより速いペースで上昇する可能性が高まっていると指摘した。
今月7日までの報告をまとめた。トランプ政権の高関税政策などを受けた先行きの不確実性は依然として高く「企業の慎重姿勢は続いている」とした。5地区は小幅もしくは緩やかに拡大し、5地区は横ばいだった。緩やかに減速したのは2地区にとどまった。
物価は全地区で上昇した。特に製造や建設といった業界で、高関税に伴い原材料価格が上昇しているとした。
先行きの見通しは割れた。フィラデルフィア連銀は「経済の不確実性は残っているが、企業はおおむね、今後半年間は小幅な成長を予想している」と説明した。
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