G20「不確実性に直面」

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 【ダーバン共同】南アフリカ東部のダーバン郊外で開かれていた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は18日、共同声明を採択し閉幕した。紛争や貿易上の緊張などを挙げ「世界経済は成長や金融、物価の安定に影響を与える不確実性の高まりと複雑な課題に直面している」と指摘した。2月と4月の会議では発出を見送っていた。

 共同声明はまた、現状および新たな世界経済のリスクに対処するため、多国間の協力を強化することの重要性を強調した。

 加藤勝信財務相は閉幕後の記者会見で、G20の結束の観点から「共同声明を発出できたのは非常に有意義だ」と総括。議長国南アフリカのゴドングワーナ財務相も、採択は「困難な状況の中で、大きな成功だったと思う」と述べた。

 初日の17日の討議では世界経済の現状や課題を話し合い、トランプ米政権の高関税措置に対して出席者から懸念の声が相次いだ。加藤氏は初日の終了後、「米国の一連の関税措置がもたらす不確実性が、経済や金融市場に与える影響を懸念している」と会議では指摘したと話していた。


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