市場概況
◆ダウ平均:44461.28 -171.71 -0.38%
◆S&P500:6362.90 -7.96 -0.12%
◆NASDAQ:21129.67 +31.38 +0.15%
30日のNY株式相場は高安まちまち。4-6月期国内総生産(GDP)速報値が予想を上回り、米国経済の堅調が示される中、エヌビディアなどハイテク株の一角が上昇した。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9月利下げに慎重な姿勢を示し、米10年債利回りが上昇したことが相場の重しとなった。
ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合い、一時106ドル高まで上昇する場面もあったが、パウエルFRB議長会見を受けて一時370ドル超下落し、171.71ドル安(-0.38%)と3日続落して終了。S&P500も一時0.40%高まで上昇したが、0.54%安まで下落し、0.12%安と小幅ながら2日続落して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.63%高まで上昇後、0.39%安まで下落したが、0.15%高と小幅に反発して終了した。S&P500の11セクターは公益、IT、コミュニケーションの3セクターが上昇した一方、素材、不動産、エネルギー、生活必需品、一般消費財など8セクターが下落した。
前日までS&P500とナスダック総合が連日で史上最高値を更新し、高値警戒感が意識されたものの、強い経済指標が午前の株式相場を支えた。4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+3.0%と予想の+2.5%を上回ったほか、7月ADP民間部門雇用者数が10.4万人増となり、予想の7.5万人増を上回った。しかし、午後に結果が公表されたFOMCでは市場予想通りに政策金利が据え置かれ、パウエルFRB議長は関税によるインフレを注視する必要があるとして、9月FOMCでの利下げは未定だとした。パウエル発言を受けて利下げ期待が後退。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は前日の65%から46%に低下した。
引け後の動きでは第2四半期決算が予想を上回ったマイクロソフトが時間外で8%超上昇。メタ・プラットフォームズも好決算や強い見通しを発表し、時間外で10%高となっている。
(小針)
Provided by
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。
一覧へ戻る
◆S&P500:6362.90 -7.96 -0.12%
◆NASDAQ:21129.67 +31.38 +0.15%
30日のNY株式相場は高安まちまち。4-6月期国内総生産(GDP)速報値が予想を上回り、米国経済の堅調が示される中、エヌビディアなどハイテク株の一角が上昇した。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が9月利下げに慎重な姿勢を示し、米10年債利回りが上昇したことが相場の重しとなった。
ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合い、一時106ドル高まで上昇する場面もあったが、パウエルFRB議長会見を受けて一時370ドル超下落し、171.71ドル安(-0.38%)と3日続落して終了。S&P500も一時0.40%高まで上昇したが、0.54%安まで下落し、0.12%安と小幅ながら2日続落して終了。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.63%高まで上昇後、0.39%安まで下落したが、0.15%高と小幅に反発して終了した。S&P500の11セクターは公益、IT、コミュニケーションの3セクターが上昇した一方、素材、不動産、エネルギー、生活必需品、一般消費財など8セクターが下落した。
前日までS&P500とナスダック総合が連日で史上最高値を更新し、高値警戒感が意識されたものの、強い経済指標が午前の株式相場を支えた。4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+3.0%と予想の+2.5%を上回ったほか、7月ADP民間部門雇用者数が10.4万人増となり、予想の7.5万人増を上回った。しかし、午後に結果が公表されたFOMCでは市場予想通りに政策金利が据え置かれ、パウエルFRB議長は関税によるインフレを注視する必要があるとして、9月FOMCでの利下げは未定だとした。パウエル発言を受けて利下げ期待が後退。CMEのフェドウォッチ・ツールの9月利下げ確率は前日の65%から46%に低下した。
引け後の動きでは第2四半期決算が予想を上回ったマイクロソフトが時間外で8%超上昇。メタ・プラットフォームズも好決算や強い見通しを発表し、時間外で10%高となっている。
(小針)
Provided by
DZH Finacial Research
「投資を面白く、投資家を笑顔に」をスローガンに、株式や為替など様々な金融マーケットの情報を提供。
豊富な経験を持つエキスパートが多数在籍し、スピーディー且つオリジナルな視点からの情報をOANDA Labに配信しています。
会社名:株式会社DZHフィナンシャルリサーチ
所在地:東京都中央区明石町8番1号 聖路加タワー32階
商号等:【金融商品取引業者】投資助言業/【登録番号】関東財務局長(金商)907号
本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。