香港株サマリー(11日)

市場概況
 反発、本土株高が支え 米CPI控え様子見

 週明け11日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前営業日比0.19%高の24906.81ポイントだった。中国企業指数は0.08%安の8888.08ポイント。メインボードの売買代金は概算で2009億HKドル。

 ハンセン指数は上昇して寄り付いた後、前場は前週末終値を挟んで一進一退の展開。中国本土市場で主要株価指数が上昇したことで、後場はおおむね小高く推移した。ただ、10日移動平均線(大引け時点で24937.64ポイント)付近では上値が重かった。7月の米消費者物価指数(CPI)の発表を12日に控え、様子見気分が広がった。米労働市場の減速懸念から、米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げするとの期待は続いているものの、CPIの結果次第では利下げ観測が後退するとの懸念がくすぶった。

 ハンセン指数構成銘柄では、大型銘柄のアリババ集団(09988)、HSBC(00005)が買われて相場を支えた。スマートフォン部品・製造受託のBYDエレクトロニック(00285)、電動工具の創科実業(00669)、太陽光発電用ガラスの信義光能(00968)が高い。半面、金融株の中国人寿保険(02628)と中国工商銀行(01398)、大型ネット株の美団(03690)が下落して重荷となった。カジノ運営の銀河娯楽(00027)とオンライン旅行会社のトリップ・ドットコム(09961)は続落。宅配大手の中通快逓(02057)も売られた。

 ハイテク銘柄で構成するハンセンテック指数は0.28%安の5460.02ポイントと続落。半導体受託製造の華虹半導体(01347)、企業向けクラウドの金蝶国際ソフト(00268)、トリップ・ドットコムの下げがきつい。一方、BYDエレクトロニックや新興電気自動車メーカーの小鵬汽車(09868)、蔚来集団(09866)が大幅高だった。


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