昨日(2025年8月11日)の天然ガス動向振り返り
- 終値:2.96(-0.01)<-0.34%>
※OANDAが提供する商品CFD「天然ガス(NATGAS)」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。
NATGASは3営業日続落。
NWS(アメリカ国立気象局)によると、今後1~2週間の米国本土の気温は東部を中心に平年並みに落ち着く予報です。
西部は依然として平年より高いものの、天然ガスの冷房需要減少見通しが報じられており、月曜日は下窓を開けて取引が始まりました。
その後は窓を埋める動きが続き、先週末終値に比べてやや下落で取引を終えています。
なお、先週土曜日にCFTC(米商品先物取引委員会)が天然ガスの投機的ネットポジションを公開し、およそ9万4,000の売り越しでした。
売り越し幅は3週連続で拡大しています。
【天然ガス(NATGAS)】本日(2025年8月12日)のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月12日7時のもの)
左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示
<日足チャート分析>
ローソク足は陽線を形成し、始値で直近安値を更新した後に上昇しています。
平均足は陰連しローソク足はその下を推移しており、売り優勢を示しています。
前営業日8日まで3.0ドルを前後する状態でしたが、11日は終日3.0ドル割れの取引となりました。
目先は、3.0ドル割れを契機に下落へ向かうか、上昇が続き3.0ドルを回復するかに注目です。
<1時間足チャート分析>
下窓を開けて取引を開始した後、窓を埋める上昇が進み取引を終えました。
直近の平均足は陽連しローソク足はその上を推移しており、買い優勢を示しています。
8月4日安値と11日安値でダブルボトムを形成して上昇が進んでいます。
ダブルボトム形成による上昇がどの水準まで進むかに注目です。
テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら
石油・天然ガス採掘装置(リグ)数の推移(週間)
米石油サービス会社ベーカー・ヒューズの発表によると、米国内石油リグの稼働数は前週から5基減少して410基でした。
稼働リグ数は14週連続で減少し、この期間の減少数の合計は73基です。
一方、天然ガスのリグ数は前週から2基増加して124基でした。
稼働リグ数は3週連続で増加し、この期間の増加幅は合計で16基です。
天然ガス貯蔵量の推移(週間)
米EIA(エネルギー情報局)の発表によると、天然ガスの貯蔵量は前週比で7bcf(10億立方フィート)増加し、3130bcfでした。
増加幅は市場予想よりやや小さかったものの、在庫の増加傾向は継続中です。
また天然ガス(NATGAS)リアルタイムチャートは、以下よりご確認下さい。
>天然ガス(NATGAS)リアルタイムレート
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OANDA Lab編集部
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