ホーム » マーケットニュース » NYダウの振り返りと見通し:NYダウは小幅続伸。イベント前の様子見でハイテク安が上値抑制(2025年8月21日)

NYダウの振り返りと見通し:NYダウは小幅続伸。イベント前の様子見でハイテク安が上値抑制(2025年8月21日)

ニュース

昨日(2025年8月20日)のNYダウの振り返り

NYダウ US30(※)
終値 44,938.31 44,949.1
前日比 +16.04(+0.04%) -8.7(-0.02%)

※OANDAが提供するNYダウ指数を参照したCFD「US30」の終値です。
※終値はNY時間17時時点のMidです。

2025年8月20日(水)のNYダウは、前日比16.04ドル高(+0.04%)の44,938.31ドルで取引を終えました。

寄り付き後は上昇したものの下落に転じ、その後は一進一退の値動きでした。
AI関連の過熱警戒からハイテクに売りが続き、引けにかけては買い戻しが入りました。

この日公表された7月FOMC議事要旨では、ほぼ全員が金利据え置きを適切とし、2名が利下げを主張したことが示されました。

米国債利回りが小幅低下し、20年債入札の堅調さもあってパウエルFRB議長講演を前に様子見が広がりました。

個別銘柄を見ると、引き続き大型テック関連が売られました。
一方で、金融や消費関連に買いが入りました。

JPモルガン・チェース(JPM)、ビザ(V)、アメリカン・エキスプレス(AXP)、コカ・コーラ(KO)、マクドナルド(MCD)などが上昇し、エヌビディア(NVDA)、マイクロソフト(MSFT)、アップル(AAPL)、アマゾン(AMZN)などが下落しています。

全体としては、大型テクノロジー株が売られた影響で、上昇はしているものの指数全体は重たい展開でした。

本日(2025年8月21日)US30のチャートテクニカル分析

本日(2025年8月21日)US30のチャートテクニカル分析
(チャートは2025年8月21日7時のもの)

左:日足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Auto_fibonacci」「単純移動平均線(期間100)」を表示
右:1時間足「OANDA_Heikinashi_Smoothed」「OANDA_Support_Resistance」を表示

<日足チャート分析>

ローソク足は上下にヒゲのある実体の短い陰線となり、14日からの高値圏での取引が続きました。
平均足は陰連後の陽転3日目で、ローソク足は平均足の上にあり、上昇トレンド開始を示唆しています。
一時的に45,000ドルを回復しましたが、45,000ドルが抵抗帯として機能する状態が続いています。
目先は、45,000ドルを超えられず下落が進むか、45,000ドルを突破して上昇が加速するかに注目です。

<1時間足チャート分析>

44,800ドルから44,900ドル台中心の取引が続き、始値を若干下回る水準で取引を終えました。
直近の平均足は陽連しているものの、ローソク足は平均足と重なっており、明確な方向性は出ていません。
8月15日の高値から若干下落した水準で値動きの停滞が続いています。
目先は、15日高値更新を目指して上昇が進むか、15日高値を天井とする下落が進むかに注目です。

US30(米国ウォールストリート株価指数30)のリアルタイムレートはこちら

テクニカル分析チャートで使っているオリジナルインジケーター
OANDA_Heikinashi_Smoothedはこちら
OANDA_Support_Resistanceはこちら
OANDA_Auto_fibonacciはこちら
その他オリジナルインジケーターライブラリはこちら

米国の主要株価指数の変化率チャート

米国の主要株価指数の変化率チャート
(画像は2025年8月21日7時のもの)

米国株の主要3指数(US30、US100、US500)の変化率を比較したチャートです。
US30は終日を通じて狭いレンジで推移しました。
方向感に欠ける横ばいの展開が続き、3指数の中では最も安定した動きとなりました。
最終的には0%付近で取引を終えています。

US30 NYダウ指数を参照したCFD
US100 NASDAQ100指数を参照したCFD
US500 S&P500指数を参照したCFD

株価指数変化率チャートはこちら

本日(2025年8月21日)の主な米国経済指標

21日(木)21:30(米国)8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
21日(木)21:30(米国)前週分失業保険継続受給者数
21日(木)21:30(米国)前週分新規失業保険申請件数
21日(木)22:45(米国)8月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(木)22:45(米国)8月総合購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(木)22:45(米国)8月製造業購買担当者景気指数(PMI、速報値)
21日(木)23:00(米国)7月中古住宅販売件数(前月比)
21日(木)23:00(米国)7月中古住宅販売件数(年率換算件数)
21日(木)23:00(米国)7月景気先行指標総合指数(前月比)

本日発表予定の経済指標はこちら

OANDA CFD
Twitter Youtube

Published by
OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする
一覧へ戻る