市場概況
◆ダウ平均: 44938.31 +16.04 +0.04%
◆S&P500:6395.78 -15.59 -0.24%
◆NASDAQ:21172.86 -142.09 -0.67%
20日のNY株式相場は高安まちまち。小売大手の決算が好悪まちまちとなる中、金曜日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控え、4月中旬以降の相場上昇をけん引したハイテク株に利益確定売りが続いた。取引時間午後に公表された7月29-30日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で多くのメンバーがインフレ懸念を理由に政策金利の据え置きを支持した一方、投票権を持つウォーラーFRB理事とボウマンFRB副議長が労働市場の下振れリスクを理由に利下げを指示したことが明らかになった。ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合ったが、16.04ドル高(+0.04%)と小幅ながら2日続伸して終了した一方、S&P500は終日マイナス圏で推移し、0.24%安と4営業日続落して終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は一時1.92%安まで下落し、0.67%安で終了。2日続落となった。S&P500の11セクターはエネルギー、生活必需品、ヘルスケア、金融など7セクターが上昇した一方、一般消費財、IT、コミュニケーションなど4セクターが下落した。
小売株の決算は利益が予想を上回ったホームセンターのロウズが一時4%超上昇後、0.30%高で終了。一方、通期の減収見通しを据え置いたディスカウントストアのターゲットが6%超の大幅安となった。ハイテク大手はアップル、アマゾン、テスラ、アルファベットが1%超下落し、マイクロソフト、メタも0.50%超下落した。FOMC議事要旨を受けて9月FOMCでの利下げ期待はやや後退。CMEのフェドウォッチの9月利下げ確率は前日の87%から82%に低下し、据え置き確率が18%に上昇した。金曜日のパウエルFRB議長講演でも利下げに慎重な姿勢が示されることへの警戒感が強まった。
(山下)
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◆S&P500:6395.78 -15.59 -0.24%
◆NASDAQ:21172.86 -142.09 -0.67%
20日のNY株式相場は高安まちまち。小売大手の決算が好悪まちまちとなる中、金曜日のジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長講演を控え、4月中旬以降の相場上昇をけん引したハイテク株に利益確定売りが続いた。取引時間午後に公表された7月29-30日開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で多くのメンバーがインフレ懸念を理由に政策金利の据え置きを支持した一方、投票権を持つウォーラーFRB理事とボウマンFRB副議長が労働市場の下振れリスクを理由に利下げを指示したことが明らかになった。ダウ平均は前日終値を挟んでもみ合ったが、16.04ドル高(+0.04%)と小幅ながら2日続伸して終了した一方、S&P500は終日マイナス圏で推移し、0.24%安と4営業日続落して終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は一時1.92%安まで下落し、0.67%安で終了。2日続落となった。S&P500の11セクターはエネルギー、生活必需品、ヘルスケア、金融など7セクターが上昇した一方、一般消費財、IT、コミュニケーションなど4セクターが下落した。
小売株の決算は利益が予想を上回ったホームセンターのロウズが一時4%超上昇後、0.30%高で終了。一方、通期の減収見通しを据え置いたディスカウントストアのターゲットが6%超の大幅安となった。ハイテク大手はアップル、アマゾン、テスラ、アルファベットが1%超下落し、マイクロソフト、メタも0.50%超下落した。FOMC議事要旨を受けて9月FOMCでの利下げ期待はやや後退。CMEのフェドウォッチの9月利下げ確率は前日の87%から82%に低下し、据え置き確率が18%に上昇した。金曜日のパウエルFRB議長講演でも利下げに慎重な姿勢が示されることへの警戒感が強まった。
(山下)
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