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中国株サマリー(21日)

市場概況
続伸、人民元高で資金流入に期待

 21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.13%高の3771.10ポイントだった。深セン成分指数は0.06%安の11919.76ポイントと小幅反落した。上海、深セン両市場の売買代金は概算で2兆4240億5700万元だった。

 上海総合指数は中盤までおおむねプラス圏で推移。米連邦準備理事会(FRB)が9月に利下げを開始するとの見方を背景に人民元の対米ドル相場が上昇するなか、海外資金の流入期待が相場を支えた。7月の中国金融統計で銀行預金が減少する一方で非銀行預金が増えたことが示され、資金が株式投資に配分されるとの観測も浮上した。ただ、指数はおよそ10年ぶりの高値圏にあるだけに、上値を買い上がる動きは限定的。終盤は前日終値を挟んでもみ合いとなった。セクター別では採掘や化学肥料、電力、ガス、銀行が買われた半面、電機、バッテリー、電子化学品、半導体が売られた。

 A株市場では化学大手の万華化学集団(600309)、通信機器の中興通訊(000063)、豚肉大手の牧原食品(002714)、電子機器受託製造の立訊精密工業(002475)が大幅に続伸。中国農業銀行(601288)の上昇が目立った。半面、台湾・鴻海精密工業傘下の富士康工業互聯網(601138)が前日に続いて下落。テック株の欧菲光集団(002456)、海能達通信(002583)、大族激光科技産業集団(002008)は反落した。車載電池メーカーの国軒高科(002074)と電池材料メーカーの寧波杉杉(600884)も売られた。

 上海B株指数は1.27%安の266.02ポイントと反落。深センB株指数は0.99%安の1330.87ポイントと5営業日ぶりに反落した。


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