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カメラ大手がミラーレスカメラの新製品を続々と投入している。高品質な画像や動画の投稿が好まれる交流サイト(SNS)の普及で、人工知能(AI)などで撮影補助技術を高めた機種が人気だ。高機能化でデジタルカメラ全体の平均単価が上昇、昨年は12年前と比べ6倍超となった。写真が撮れるスマートフォンの普及で出荷台数は減少傾向だが、各社は商機を見いだし攻勢をかける。
カメラ映像機器工業会(東京)によると、主な日本メーカーのデジカメの2024年世界出荷台数は849万台で、ピークだった10年(1億2146万台)やミラーレスカメラ区分が同工業会の統計に導入された12年(9813万台)の1割に満たない。
一方、出荷時の平均単価は12年が1万5千円だったのに対し、24年は9万7100円と、6倍以上に跳ね上がった。流通コストなどが加わり実際の販売価格はさらに高くなるものの「スマホとの違いを意識した高性能モデルの需要が拡大している」(関係者)という。
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