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バブル去り建物のリノベが活発化

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 中国で老朽化した建物のリノベーションが活発化している。時代の変化に取り残された商業施設を流行スポットによみがえらせた事例も少なくない。高度成長期に乱開発された過剰なビルは不動産バブル崩壊で負の遺産となっており、政府も既存施設の有効活用に軸足を置く政策転換を図っている。

 北京市中心部、長安街沿いの商業施設「北京友誼商店」が5月、改装オープンした。計画経済時代の1973年に建てられた老朽店舗を改装。れんが造りの旧倉庫は手打ちパスタ店に、駐車場はクラフトビール店に生まれ変わった。レトロ感あふれる空間が交流サイト(SNS)で話題となり、連日若者でにぎわう。

 友誼商店はかつて外国人専用の店舗だった。物資の乏しい時代に輸入品のカラーテレビや高級食品を扱い、買い物には人民元とは異なる特別な「兌換券」が必要だった。地元男性(62)は「普通の中国人は入ることもできず、特権階級の店という印象だった」と当時の光景を振り返る。


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