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東京外国為替市場概況・10時 ドル円、一転急落

市場概況
 26日の東京外国為替市場でドル円は一転急落。10時時点では147.11円とニューヨーク市場の終値(147.80円)と比べて69銭程度のドル安水準だった。早朝は昨日からのドルの買い戻し基調が続き147.88円まで上値を広げた。しかし、9時過ぎにトランプ米大統領が自身のSNSでクック米連邦準備理事会(FRB)の解任通知書を掲載すると、一転米国売りのトリプル安(米債・米株・米ドル安)が進んだ。ドル円は一時146.99円まで下値を広げた。
 なお、大統領は正当な(今回同理事は住宅ローン契約を巡り不正があったとの)理由があればFRB理事を解任できる。ただ、市場では今回の解任は、FRB理事の過半数をトランプ派で占有させたいというトランプ大統領の政治的介入と捉えていることで、FRBの独立性が危惧されていることが米国売りにつながっている。

 ユーロドルは強含み。10時時点では1.1648ドルとニューヨーク市場の終値(1.1618ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。米トリプル安になったことで、1.1660ドルまで強含んだ。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では171.35円とニューヨーク市場の終値(171.70円)と比べて35銭程度のユーロ安水準だった。クック理事の解任を受けて日経平均は一時670円安まで下げ幅を拡大すると、クロス円はリスク回避の動きで弱含んだ。ユーロ円が171.33円まで売られたほか、リスク回避の動きに敏感な豪ドル円は95.40円、NZドル円は86.11円まで下値を広げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.99円 - 147.88円
ユーロドル:1.1610ドル - 1.1660ドル
ユーロ円:171.33円 - 171.80円


(松井)


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